モスクワのシュレメチェボ空港でお金をぼったくられた件

現在、サンクト=ペテルブルクで留学しています。ここに来るまでの、道のりが辛かった笑

 

今日は、モスクワでの乗り継ぎに失敗して、タクシーにお金をぼったくられた話をします。

皆さんも気をつけてください!💢

 

モスクワといったらシュレメチェボ空港?ですよね。モスクワ行く時、モスクワから乗り継ぎする時、だいたいはこの空港だと思います。

 

この空港、ターミナル間がめーーーっちゃ遠い!!!歩いたら30分くらいかかるで、、

私は、搭乗券を確認してなくてターミナルが違うことに気づいていなかったです。

あぁ、乗り継ぎ失敗。ってか、物理的に乗り継ぎは無理だったのですが。4時過ぎに着いて、パスポートコントロールやらなんやら。。

4:45に乗り継ぎ便の搭乗終了。。はぃ、終わり!💢

 

しっかり、搭乗券確認しましょう。こんな、どこでもドア使わないと乗り継げない搭乗券も売ってます。

 

あとは、ターミナルのタクシー運転手(ヤンデックス)に3万ぼったくられました。「おい、お前!ここ、ターミナル違うぞ!タクシー乗れ!お金は何円になるか分からないけど、とにかく乗れ!」

こな時点で、あ、これ詐欺だなと思いました。ただ、搭乗が頭の中を先行してしまい、乗っちゃいました。。。。終わった。

まじで、○○ック!

3万払ったのに搭乗に遅れるし、、、

 

基本的に、ロシア人が乗れ!と言ったタクシーは乗るべきではありません。それは、どこでも。自分で、値段を確認してそれから乗りましょう。あとは、しっかり搭乗券確認しましょう笑

 

一人旅:正露バックパック旅

旅行記:「黄金の環」

 

こんにちは!これで、第三弾目、最終章です。

今日は、ロシアのモスクワ郊外にある「黄金の環」について、そして私の旅行記のお話です。

 

「黄金の環Золотое кольцо)」

:モスクワ郊外の環状に連なる都市群の総称。モスクワ以上に長い歴史を持ち、ロシア帝政時代前の古都やロマノフ王朝にとって重要な都市もあることから、ロシア人にとっても人気の観光地である。

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私の行程

  • ①モスクワ→セルゲエフ・ポサード
  • ②セルゲエフ・ポサード→ロストフ・ヴェリーキー
  • ③ロストフ・ヴェリーキー→ヤロスラブリ
  • ④ヤロスラブリ→コストロマ
  • ⑤コストロマ→イヴァーナヴァ
  • ⑥イヴァーナヴァ→ウラジーミル
  • ⑦ウラジーミル→スーズダリ(ウラジーミル)

 

番外編⑧ウラジーミル→ニージニー・ノブゴロド

 

今回は、⑦番と番外編で、ニージニー・ノブゴロドについてご紹介したいと思います。

 

  • ウラジーミル→スーズダリ(ウラジーミル)

スーズダリ

Суздаль

:ウラジーミルに並ぶ「黄金の輪」の世界遺産

「ウラジーミルとスーズダリの白亜の建築物群」

として世界遺産に登録。かつての古い教会を保存する絵画の世界のような都市。

 

「ロジェストヴェンスキー聖堂」

スーズダリにあるクレムリン石灰岩で作った外壁と青い屋根がおとぎ話に出てくる建築物のよう。夏は、緑が生え、花が咲き誇るそうだ。聖堂内は、豪華絢爛!一瞬で、別世界に来たような感覚になるだろう。

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「スパソ・エフフィミエフ修道院

世界遺産に登録されている大きな修道院。外壁に沿って歩くと川が見え、ロシアの田舎風景も感じることが出来る。

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「メダブーハ」

ロシア人なら誰もが知っている蜂蜜酒!スーズダリはメドブーハの生産で有名!道端でも、販売している!

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最後に、ニージニー・ノブゴロドの紹介です。

ニージニー・ノブゴロド

Нижний Новгород

ヴォルガ川ほとりのロシア第4の都市

戦時中は、軍事産業の中心都市として発展し、現在は自動車工業が盛んである。また、文学者ゴーリキーの誕生の地である。

 

 

「ニージニー・ノブゴロドのクレムリン

ここのクレムリンは赤レンガと高台に造られているということが特徴!外敵に備えた造りなので、ヴォルガ川と市内を一望!中には、軍用機も数多く展示されている。

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国立銀行

メインストリートに突如現れるバロック様式の荘厳な建物。まるで、ハリポタ⁉他にも、古い建物が現存する観光ストリート

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マクシム・ゴーリキー

ソ連時代に、社会主義活動家として文学者として活動していた人物。ニージニー・ノブゴロドで幼少期を過ごしたため、現在でもゴーリキーの住んでいた家が博物館として保存されている。ゴーリキーはロシア語で「苦い」という意味。幼少期はつらい人生を送っていたという…

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一人旅:正露バックパック旅

旅行記:「黄金の環」

 

こんにちは!

今回は、前回の続きで④~⑥の各都市についてお話したいと思います。

 

「黄金の環Золотое кольцо)」

:モスクワ郊外の環状に連なる都市群の総称。モスクワ以上に長い歴史を持ち、ロシア帝政時代前の古都やロマノフ王朝にとって重要な都市もあることから、ロシア人にとっても人気の観光地である。

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私の行程

  • ①モスクワ→セルゲエフ・ポサード
  • ②セルゲエフ・ポサード→ロストフ・ヴェリーキー
  • ③ロストフ・ヴェリーキー→ヤロスラブリ
  • ④ヤロスラブリ→コストロマ
  • ⑤コストロマ→イヴァーナヴァ
  • ⑥イヴァーナヴァ→ウラジーミル
  • ⑦ウラジーミル→スーズダリ(ウラジーミル)

 

番外編⑧ウラジーミル→ニージニー・ノブゴロド

 

 

それでは、

 

④ヤロスラブリ→コストロマ

ストロマ

Кострома

:「動乱時代」ロマノフ王朝のゆかりの地

初代ロマノフ王朝皇帝が、即位の儀式を行い代々受け継がれていた土地。現在でも、ロマノフ王朝の歴史を垣間見ることができる。「動乱の時代」はここで終焉を迎え、ロシア皇族とも深い縁を持つ都市です。

 

「イパチエフスキー修道院

ここは、ロマノフ一族ゆかりの地として有名である。コストロマ川に面した修道院の中心に立つ黄金のドームのトロイツキー聖堂には、当時のフレスコ画が現存している。また、院内にはロマノフ宮殿があり、ロマノフ一族に関する資料や即位の儀式などの当時の資料がある。

 

 

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「スネグーラチカ」

この都市は、ロシアのサンタクロース🎅の娘の誕生の地です。ちなみに、彼女は「スネグーラチカ」と言います。街中に、雪娘の銅像がたくさんあるので楽しめますよ。

 

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⑤コストロマ→イヴァーナヴァ

イヴァーナヴァ

[Иванова]

実は、ここは経由地点として通った都市なので、あまり観光名所は見ていないです。っていうか、観光名所はあんましありません(笑)

ただ、学園都市として有名です。学生が多く住み、街中には数多くの大学が点在しています。

 

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⑥イヴァーナヴァ→ウラジーミル

ウラジーミル

Владимир

世界遺産としての聖堂群

日帰りで行ける「黄金の輪」!

「ウラジーミルとスーズダリの白亜の建築物群」としてユネスコ世界遺産に登録。近代と中世の街並みが混在する。ルーシ王朝の首都でもあり、その頃に白石(石灰岩)の建築物が完成されました。

 

「黄金の門」

キエフの黄金の門を模して、12世紀半ばに造られた城門。かつては、城壁に5つの門があったが今は、この門だけである。ウラジーミルといったら、この城門であろう。

 

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ウスペンスキー大聖堂」

14世紀初めまで、ロシア大聖堂の最高位にあった教会である。石灰岩をつかった外壁は、見る者を魅了する。この教会が、以後のロシア建築の原型になった。また、有名なイコンの「ウラジーミルの聖母」も過去は、この教会に飾られていた。しかし、首都がモスクワに移転して以来、このイコンもウラジーミルに戻ることはなかった。


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一人旅:正露バックパック旅

旅行記:「黄金の環」

 

こんにちは!

今日は、ロシアのモスクワ郊外にある「黄金の環」について、そして私の旅行記のお話です。ロシアをバックパックで旅したいという人はぜひご参考に!

 

 ちなみに、

「黄金の環Золотое кольцо)」

:モスクワ郊外の環状に連なる都市群の総称。モスクワ以上に長い歴史を持ち、ロシア帝政時代前の古都やロマノフ王朝にとって重要な都市もあることから、ロシア人にとっても人気の観光地である。

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私の行程(2週間)

  • ①モスクワ→セルゲエフ・ポサード
  • ②セルゲエフ・ポサード→ロストフ・ヴェリーキー
  • ③ロストフ・ヴェリーキー→ヤロスラブリ
  • ④ヤロスラブリ→コストロマ
  • ⑤コストロマ→イヴァーナヴァ
  • ⑥イヴァーナヴァ→ウラジーミル
  • ⑦ウラジーミル→スーズダリ(ウラジーミル) 

番外編⑧ウラジーミル→ニージニー・ノブゴロド

 

今回は、①~③までの黄金の環についてご紹介したいと思います。

また後編として、後のブログでその他都市のお話をしたいと思います。

 

まず、今回の旅はバックパックで、電車・バスを乗り継いで都市を巡行するというものでした。

 

  • モスクワ→セルゲエフ・ポサード

セルゲエフ・ポサード

Сергиев Посад

世界遺産として登録された宗教都市

「セルゲエフ・ポサードの至聖三者セルギイ大修道院の建築的遺産群」

モスクワからの交通の便も良く、日帰りが可能な「黄金の輪」として人気の観光地。街中には、教会が多く存在し中世の都市気分を味わうことができる。

 

*ちなみに、ここからは私が撮った写真オンリーで行きます!(風景のみ笑)

 

世界遺産「トロイツェ・セルゲエフ大修道院

14~18世紀に建てられた教会群を、中世の城壁が囲む形で形成されている。この水玉模様のウスペンスキー大聖堂はここのシンボルで、メルヘンな世界に迷い込んだ雰囲気を醸し出している。

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マトリョーシカの産地

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  • セルゲエフ・ポサード→ロストフ・ヴェリーキー

ロストフ・ヴェリーキー

РостовВеликий

:荘厳、黄金の輪で最大のクレムリン

ロシアで最も古い町の一つ。宗教の中心都市として栄えた。黄金の環でも、最大の教会群を誇ります。

 

クレムリン

白色を基調として教会や城壁は、圧倒的に美しい。また、大きな玉ねぎ型のドームは迫力がある。鐘楼やイコン画フレスコ画が特徴の教会も多数ある。

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また、この有名なソ連映画の舞台になったクレムリンである。クレムリン以外は何もないが、ここは一見の価値あり。私は、ここが一番感動しました。。

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  • ロストフ・ヴェリーキー→ヤロスラブリ

ヤロスラブリ

Ярославль

:近代と昔の融合都市

ヴォルガ川沿いにある、黄金の輪の一つであるヤロスラブリ。工業都市として発展する一方、古都の街並みも現存する。

 

「スパソ・プレオブラジェーンスキー修道院

12世紀に建てられた要塞型の修道院で、ヤロスラブリの最大の見どころである。スパソ・プレオブラジェーンスキー聖堂のフレスコ画は当時の物を現存させており、「イーゴリ軍記」もこの教会付属の図書館から見つかった。

ただ、夏に行くべき?夏は、鐘楼に上りヤロスラブリの都市を一望出来て、熊の生きたマーシャを見ることも出来ます。

 

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預言者イリヤー教会」

教会内のフレスコ画は特に有名である。宗教画だけでなく、人々の当時の生活を模写したもの等があることから「17世紀の民衆生活の百科事典」と言われている。

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「洗礼者ヨハネ教会」

あと、ロシア1000ルーブルの裏面に描かれている教会もありますよ?

ルーブル紙幣の都市を巡るのも楽しいですよ?

 

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ちなみに、私は一人で黄金の環を回りましたが、旅行パックで手軽なツアーもあるのでそちらもご参考に。

https://rd.listing.yahoo.co.jp/o/GU=fgFoNE5xDuNq0XgV1FStFTnMOO.tj3oAspKvwZvUZleAFv0OH_0C3YppOBUkkdc.gzpjjeYSlkoUd68zqNhUIcl4y2G2JMFWexeF_UbL83YnndBpVEuc_rH1YbFq.lGgfYweCbEthfWfvdCfhx9AeGlYoBYtVzkUerAsto1z8C4XvzA-;/;_ylt=A3Jvb9g9GUVdExEALBJqe_t7;_ylu=X3oDMTRhdmc4aDhzBGFkZ3JpZAMzNjIzODY3NTE3BGNvc3QDRWxuUFlCdEtoV2kzBGNydHZpZAMxNDM5MDE2MTg0NTcEZ2NsbnRpZANleHRlcm5hbC15ai1wYXJ0bmVyLWcxLWFkLTAwMDAxNARuc2QDMQRwb3MDMwRzZWMDb3YtdG9wBHNwYWNlaWQDMjA4MDA3ODY5OA--?ep=hKZY7mZwHqpQAqzxvasuBxd03R3ZNu85hrN2agDoIJHsFwBZMt5WUBtUplLTcRorzwT3a7nPyjb6_FOsjAaAlZAMd2D6.N1rpA_mYCFY.NZ3aUoc11KI27hhUoLIqG4.u5zy7GQhuw--&v=1

ロシアの妖精「アリーナ・ザギトワ」

みなさん、こんにちは!

昨日のテレビ番組「今夜くらべてみました」でアリーナ・ザギトワさんが生出演していましたね。😘

 

 

今日は、そんなロシアの妖精「アリーナ・ザキトワ」の生い立ちが気になったので調べてみました。

 

日本人なら、おそらく皆聞いたことがある名前ではないでしょうか?

 

「アリーナ・イルナゾヴナ・ザギトワ

生年月日:2002年5月18日(17歳)

出身地:イジェフスク

2017年のグランプリファイナル優勝。そして、2018年の平昌オリンピックの金メダリスト。

その後は、世界選手権、欧州選手権など優勝を飾っている。

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ちなみに、ザギトワさんが平昌オリンピックで優勝した時はなんと、15歳でした。フィギアスケーターのキャリアは短命で、これからどこまでアスリートとして体が持続するのか。

また、だんだんと若い世代が4回転を跳ぶなど活躍してきています。その中で、ザギトワさんの引退説(引き際がここだ!説)も浮上しており、少し心配な感じもします。

 

ところで、ザギトワさんは日本料理やリラックマが大好きだということです。羽生結弦選手との交流もあり、「プーさんwithリラックマ」なんてことになっているんですかね。

 

そして、なんといっても日本との関係は、、、

マサルですよね。

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彼女は、平昌五輪の際、練習地の新潟でたまたま見ていた秋田犬の雑誌から、秋田犬にべたぼれ。オリンピックで有終の美を飾り、日本の秋田犬保存会より秋田犬「マサル」が贈呈されたのです。

 

現在は、日本のCM、ロシアのTVショーにも引っ張りだこのようです。ちなみに、私はモスクワ旅行中にあるイベントで、ザギトワマサルをこの目で見ました。マサルのマイペースぶりがとてもチャーミングでした。

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ところで、ザギトワさんは本当に苦労しているのですね。

もともと、ザギトワさんの家庭はロシアの中流階級の家庭でした。故郷のイジェフスクには、指導の上手なフィギアスケーターのコーチもいない中、当初は遊び半分でフィギアをしていたそうです。

そして、とある大会でモスクワに出向いた時に、今のコーチであるトゥトベリーゼコーチ(リプニツカヤやメドヴェーデワを指導)に遭い、そこから指導を受けるようになったのです。親元を離れ、一日中フィギアに打ち込んだそうです。メドヴェーデワと比較されることも何度もあり、勝手にイメージが付き、それが先行することもあったそうです。

 

そんな中、自身の芯を持って平昌オリンピックで見事優勝したことは素晴らしいですね。

 

いやぁ~、もう一度ザギトワちゃんに会いたい。。。

 

 

 

実録:ロシアの治安状況

 

今日は、私がロシアで実際に体験した「ロシアの犯罪」についてお話したいと思います。

ロシアで頻繁に起こる犯罪を体験したので、ぜひここで共有し、参考にしていただければと思います。

 

ロシアの治安状況 (外務省より)

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「ロシアでのスリ被害」

私は、半年間ロシアのサンクトペテルブルクに留学していました。その半年間の留学中に2度スリ被害に遭い(かけました)。つまり、財布は盗まれていないので無傷ではありますが💦

 

状況①「電車に乗り込む時」

とある日、ロシアの地下鉄で、電車に乗り込もうとした瞬間に、突然ガタイの良いロシア人たちが私を囲い、もみくちゃにしてきました。

私は必至に、前へ進もうとしました。「俺の筋肉を甘く見るな!」しかし、全く動きません。そして、扉が閉まる瞬間、私のズボンのポケットにいやらしい手つきで、手を入れてきたのです。まるで、股間にゴキブリが入ったようでした。

その瞬間私は、はっ!となり「おい!」と叫びました。檻から放たれたゴリラどもは、慌てた様子でそそくさと去っていきました、とさぁ。

 

状況②「レストランで」

レストランでは、コートを脱ぎ、椅子やコート掛けに掛けることがマナーです。

それを悪用したスリ被害。

 

私の体験したスリ戦法は、お客の後ろにわざわざ座り、後ろ向きノールックでコートから財布を抜き盗るというものでした。その時は、自分のズボンポケットに入れていたので大丈夫でした。

 

コートを脱ぐ場合などは、必ず貴重品を肌身に持ちましょう。そして、不自然に後ろに座ってくる人がいたら、注意をしましょう。

 

 

このように、ロシアでは頻繁にスリは行われます。3日目にして…。ただ、しっかり注意していれば簡単に盗られることはないでしょう。

 

 

「悪徳警察官・なりすまし警察官」

ロシアでは、警察官による不当に金銭を要求される被害も多発しております。

 

状況①「一人観光を狙った悪徳警察官」

私は当時、一人スモールヌィ大聖堂という観光地へ出向いていました。すると、前方からのんびり散歩している警察官が二人歩いてきました。

 

当然、職務質問されました。(*ロシアでは、よく職務質問されるのでご注意を。)

そして、からかい半分?誘導尋問?

「こんにちは、麻薬持っていますか?」「麻薬中毒者ですか?」「パスポートと顔が似ていないねぇ?」「お前、働いているだろう?」

と何度も質問してきました。

 

しかし、ここで少し問題が起こりました。

 

「おい、保険証がないぞ」と質問されたのです。

わい「え、保険証って常備しなくてはいけないの?」

ロシ「当たり前だろ、もし持っていなかったら罰金1万円だぞ」と。

 

私は、当時保険証を常備するべきか知らなったのです。正直、病院に行くとき以外要らないが、私は困惑しました。実は数日前に、同じクラスの台湾人が悪徳警察官に、お金を騙し取られていたのです。「私にも、天罰が…」「さぁ、警察署へ行こうか」と立て続けに言ってくる警察官。私は、「合法ですか?ロシア人の先生に電話して確認したいです!」と猛抗議しました。ただ、少し違和感が出てきました。一向に、パトカーまで連れて行かないのです。ましてや、まったく移動しようとしません。そして、終いには「サムライ&%(‘)”?」など良く分から言葉の意味を教えろと言ってくるのです。

 

そして、最後に「払わなくて良いよ。君ね、これは嘘だよ」

「え?」「払わないのが嘘?え?どっからが嘘?」えええええ?

 

そう、やはり保険証を常備すること、そして不携帯で罰金という法律は存在しないのです。

私は、ロシア語をある程度は話せたので言ってることは分かりました。ただ、ロシア語を知らない場合は、無理やりにでもお金を取られる可能性は多いにあります。

実際に、ロシアでは警察官による、このような不当に金銭を要求される事件が多数存在します。私の時も、しっかりとした警察官でした。それにもかかわらず…

 

 

悪徳警察官に遭遇した場合は、下手にロシア語は話さず、むしろ日本語で応対するのが良いと思います。そして、何かおかしい部分があったらすぐに、大使館へ連絡しましょう。

また、3人以上で行動している警察官は、なりすましの可能性があります。注意しましょう。

 どうでしたか?まだまだ、被害はあると思いますが、私の体験から少しでも参考になったら幸いです。

 

ただまぁ、一つ言いたいことがあります。「こんな出来事を楽しみ、あの警察官(笑)鼻毛長ぇ~の出てたなぁ」と思うくらいの人なら「怖い」と言われるロシアでも楽しんでいけると思います。この悪徳警察官が蔓延っている感じも含めてロシアを愛してください。

これからロシアへ行く人、そして留学する人。全然、心配しなくても大丈夫ですよ。

ロシアの諺から見るロシア文化

 


ロシア文化どしどし発信していきますよぉ~~

さて、突然ですが「ことわざ」ってその国の文化が反映されていますよね??

そう思いませんか??

 

例えば、

日:「覆水盆に返らず」米:「It is no use crying over spilt milk」

この日米の諺の違いってなんでしょう??

そう、「水と牛乳」!

米国では、水より牛乳の方が生活に密接に関わっており、このような細かい違いが生まれたのです。(「戸田,2003,p476」)

 

さてさて皆さん!ロシアに染まっていますか??

そんなこんなで今日は、

「ロシア語の諺・フレーズからみるロシア文化」

について書きたいと思います

 

まず初めに、

 

露:「Без кота мышам раздолье猫が居なければ、ネズ

ミの好き放題

意味:こわい人やうるさい人が居ない間に、のんびりくつろいで気晴らしをすること。

日本語では、「鬼の居ぬ間に洗濯」ですね。

このロシア語の諺にある「猫とネズミ」。いや、トムとジェリーかいっ!って感じですよね。

ところで、ロシア人は、猫を愛してやまない国民性なのです。ロシアでは、ペット飼育世帯全体の60%程度にあたる世帯で、猫を飼っているのです。また、世界三大美術館として有名なエルミタージュ美術館では、猫警備隊としてネズミから絵画を守る猫ちゃん達がいます。

この諺は、そんなエルミタージュ美術館の風刺ですかね。

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エルミタージュ美術館

 

露:「Вот тебе ,бабушка ,и Юрьев день(おばあさん、ユーリの日だよ)」

意味:期待していたことが行われず、がっかりした様。

ユリウス暦で、11月26日は「ユーリの日」。当時は、その日の前後だけ農奴の自由な移動が許されていました。しかし、イワン雷帝の死後、突如その自由移動が禁止され人々は落胆しました。この諺に「ユーリの日」という言葉が色濃く残ることから、当時のロシア農奴民の生活に根付いていた重要な日が無くなったことを嘆く声が聞こえてきますね。

諺から、ロシア農奴制の歴史や彼らの文化や生活を読み解くこともできますよ。

 

露:「Ездить в Тулу со своим самоваромサモワールを持ってトゥーラへ行く)」

意味:余計なことや無駄なことの意。

サモワールとは、ロシアの伝統的な湯沸かし器のこと。一方、トゥーラは、サモワールの製造で有名な都市。このことから、トゥーラにサモワールを持って行っても仕方がないということを表しています。

サモワールには、綺麗で手の込んだ模様が施されている。現在でも、国民から愛されている工芸品で、ロシアの寝台列車やパーティーで見ることもできます。サモワールで沸かしたお湯で、ティータイムなんてのはいかがでしょうか?

 

露:「Ешь пирог с грибами, держи язык за зубами(キノコのピローグを食べても、舌は歯の後ろにしまっておけ)」

意味:親切にされたからといって、いらない無駄なことは口に出すな。

さぁ、なぜキノコのピローグなのか?なぜ、牛肉や刺身でないのか?

ロシア人は、昔よりキノコを愛する国民だからです。ロシア人にとって、キノコ狩りは単なる狩りではなく、「静かなる狩猟」なのです。キノコをピクルスに漬け込む文化もあります。

ただ…彼らは「キノコ狩猟」は大好きだが、「キノコを判別」することは苦手らしい。毒キノコを食べることも…?

ちなみに、ロシア人は毎回キノコ狩猟のシーズンになるとこぞって、森林に駆け出していきます。平和だぁ。

 

露:「Медвежья услуга(熊の親切)」

意味:余計なお世話という意。

熊が老人についたハエを払おうとして、あまりの強さにその老人を殺してしまったという寓話が由来している。そりゃ、死にますよね?

ここで、重要なことは「熊🐻さん」‼

ロシアでは、熊は生活に密接に関わる動物なのです。田舎町では、道路に熊なんて当たり前⁉また、ロシアでは熊をペットとして飼育する家庭もあります。

広大な森林を持つロシアでは、ありえそうな話ですよね。

ちなみに、フィギアスケーターのメドベージェワさん。「メドベージェワ」という名前は、熊という単語に由来しています。

 

露:「Не все коту масленица(猫はいつも、マースレニッツァというわけではない)」

意味:人生、ずっと楽なことばかりが続くわけではない。

さぁ、また出てきました。子猫ちゃん!

ちなみに、「マースレニッツァ」(直訳:バター祭り)という言葉知っていました?

これは、ロシアに古くから存在する伝統行事です。国民は、一週間飲んで、歌って共に春分を待ちわびるのです。

そして、この行事では「ブリヌイ」と呼ばれるロシア風のクレープを腹いっぱい食べます。ロシアといったら、ボルシチ??う~ん、ブリヌイですよ⁉

 

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ブリヌイ

 

今日の記事は、ロシア語の諺や決まり文句から見るロシア文化でした。正直、もっと紹介したいフレーズがありましたが、それは次の機会に。